9月に入りこちら青森は日中も蒸し暑さがなくなり、一年で最も凌ぎやすい季節を迎えています。今年は雨が少なく、特に8月は周辺の農家は農業用水が不足して毎日互いに融通しあってやりくりしていました。しかし、果物にとっては少雨は幸いしたようで果物は全般的に例年よりも甘さが増しているようです。毎年この時期に仕込むワインの原料となるブドウも出来が良さそうです。今日、ここ数年ニンニクの収穫時期に手伝っている近くの農家の方が畑で栽培しているヤマブドウが熟してきたので好きなだけ取って行けと声を掛けられました。
早速、午後からその畑までヤマブドウを取りに行きました。ヤマブドウの果実は普通のブドウより一回り小粒なので収穫してからワインに仕込むまでとても手間がかかります。とりあえず今日はバケツ1杯分を収穫して仕込むことにしました。発酵タンク一杯分だとあとバケツ2杯分は必要なようです。昨年は最終的にワインボトル10本分のワインを仕込みましたがご近所に配ったり、ゲストの方に飲んで頂いて6月には全て無くなりました。今年はこれまで原料としていたヤマブドウの他に近くの栽培農家からワインに適した品種のブドウを購入して白ワインも仕込んでみようかと思っています。来年も滞在客にお出しして話のネタにしたいと思っています。