ゲストが心地よく滞在できるよう、リスティングにあるすべての家電やアメニティ・設備は、最大限使えるようにしておきましょう。正しい使い方をきちんと伝えておけば、ホストも安心です。そんな時に役立つのが、Airbnbのハウスマニュアルツール。
リスティングのプロフィールに、使い方の詳細をわかりやすく書き込むことができるので、ゲストは必要に応じていつでも見ることができ、アメニティ・設備を正しく使うことができます。毎回ゲスト宛てにメールを書き直したり再送する必要もありません。このマニュアルを一度作ってしまえば、時間を節約するだけでなく、リスティングの設備を故障などから守ることができます。
「ハウスマニュアルを提供しました。ほとんどのケースで(紙媒体よりITなどに強いゲストには特に)、とても役に立っています」とニューメキシコ州アルバカーキのNew Mexico Rebeccaさん。「私もここに住んでいるので、印やテープなどは使っていません。見た目をすっきりさせたいですし」
この機能を使うと、ゲストはスマートフォンからハウスマニュアルにアクセスすることが可能に。旅行先でも、データのローミングなどを行わずに閲覧することができます。ゲストにマニュアルを活用するようリマインドすることで、「深夜のメール、パニック状態の電話、そして最悪の場合、低評価のレビュー」を回避しやすくなる、とカリフォルニア州マウンテンビューのNeilさんは言います。
そこで、Airbnbのハウスマニュアルツールを最大限活用するためのステップごとのガイドをまとめました。同じような悩みを抱えるホストのみなさまからいただいた、試行錯誤を重ねたヒントも合わせてどうぞ。
ハウスマニュアルの作り方
ウェブから:
1.Airbnb.jpのリスティング*にアクセス
2.ハウスマニュアルを追加したいリスティングの「リスティングを編集」をクリック
3.「リスティングの詳細」をクリック
- 「ゲストリソース」の横にある「編集」をクリック
- 「ハウスマニュアル」に、リスティングとアメニティ・設備についてゲストに伝えておきたい説明や手順などを書き込み、「保存」をクリック
アプリから:
1.Airbnbモバイルアプリでリスティング*にアクセス
2.ハウスマニュアルを追加したいリスティングをクリック
3.「ゲストリソース」の「ハウスマニュアル」をクリック
4.「ハウスマニュアル」に、リスティングとアメニティ・設備についてゲストに伝えておきたい説明や手順などを書き込み、「保存」をクリック
* 6件以上のリスティングを管理している方やAirbnbのプロ用ツールをご利用のホストの方は、複数のリスティングのハウスマニュアルをリスティングページで一変に更新することができます。
ホストに聞くハウマニュアルに関する5つのヒント
1.まずはWi-Fiコードから
Wi-Fiコードは、ゲストが到着してすぐに知りたい情報のひとつです。そのため、多くのホストがハウスマニュアルの一番上に記載しています。「みんなWi-Fiコードを知りたがるので、ハウスマニュアルに書いておきます。そうすれば、少なくともマニュアルを開いてもらえますから。これが私の裏ワザ」とノルウェー、トロムズのMarit Anneさんは言います。
2.駐車に関する情報を入れる
路上駐車などのルールや標識は、旅行者にとってわかりづらいもの。ゲストが現地の言葉を話せない場合は、なおさらです。次のような手順を送ってくれたホストもいました。
- ドライブウェイの右側の白いフェンスの前の、植え込みの近くに駐車をしてもらって大丈夫です。—ニュージーランド、ウェリントン、BenさんとAngelさん
- 敷地内に駐車スペースはありませんが、[通りの名前]のアパートから1/2ブロックほど行ったところにあります。建物の前に駐車するには許可が必要なので、ご注意ください。駐めていると、罰金を取られるか、車を持って行かれてしまいます。—カリフォルニア州サンタローザ、Jannさん
3.必需品の置き場所と使い方をゲストに伝える
長旅の後は、必要なものを探したり使い方を理解するのにも一苦労するもの。カリフォルニア州サンフランシスコのホスト、JohさんとGianさんからこんなヒントをもらいました。
- ヒーター:テレビの近くの壁にサーモスタットがあります。家を出る時は必ず電源を切るようにしてください。
- トイレ:トイレにはトイレットペーパー以外のものを流さないようお願いします。トイレットペーパー以外のものは、ゴミ箱に捨ててください。
- キッチン用品:食器とコップ類は、電子レンジの両脇のキャビネットにあります。スプーンやフォークはオーブンの左脇の引き出し、鍋類はキャビネットにあります。お料理をするときに、お気軽にお使いください。使用後は、そのまま食洗機に入れておいてください。食洗機がいっぱいになったら、スイッチを入れて洗浄してください。
遠隔物件のホストをしている方は、ゴミの出し方や水道の使い方、その地域特有の情報なども記載しておくことをお勧めします。
- ゴミ:地下に33ガロンのゴミ箱が置いてあるので、そちらに捨ててください。屋外やポーチなど、鳥やアライグマなどの動物が荒らす場所にゴミを放置しないでください。—ウィスコンシン州アプソン、Kimさん
- 水道と電気:水と電気の使用量に注意してください。温水の量は限られているので。—ベリーズ、プラセンシア、Fredさん
- 野生動物:犬はつないでおくようにしてください。この地域には野生動物がたくさんいるので、ご注意ください。—アメリカ、ネバダ州、Christinaさん
4.最後は、家電や電子機器の使い方をステップごとに説明
韓国のホスト、JessicaさんとHenryさんは、海外のゲストでも簡単に家庭用品を使えるように気配りをしています。「電子レンジ、コーヒーメーカー、洗濯機、ウォーターディスペンサーの使い方を説明します。もともとついてくるマニュアルはすべて韓国語ですから!」 手順の詳細を説明するのも重要、と語るのは、ホストのJohさんとGianさん。
- Netflix、Prime Video、その他のストリーミングサービスへの接続方法:
1.ベッドルームのテレビをつけて、しばらくお待ちください。はじめはスノーノイズしか見えません
2.1分後、カラフルなダイヤモンド形のボタンを押します
3.接続したいアプリを選び、メインボタンを押します。Netflixの場合は、ゲスト専用の「ゲスト」アカウントをご利用ください
- 洗濯機と乾燥機は、アパートの玄関近くのクローゼットの中にあります。
洗濯機(下部)
1.洗濯する衣類を入れる。1回に入れる量は、洗濯機の半分くらいにしてください。
2.洗剤の蓋の半分の量の洗剤を洗濯物の上に直接注ぎます。オプション:蓋半分の量の柔軟剤を、洗濯機の中央にある注ぎ口に入れます。
3.左端のノブを引っぱり、時計回りに回して設定を選択します。日々の洗濯には、「通常(normal regular)」モードを使用しています。
4.ノブを押して、洗濯をスタートします。タンクに水が溜まる音が聞こえます。「通常」サイクルは30~40分で完了します。
乾燥機(上部)
1.洗濯物を乾燥機にかける前に、フィルターを取り外して綿ぼこりなどをきれいに取ってから、もとの場所に設置してください。必ずフィルタを正しく配置してから使用してください
2.一番右のノブで、使いたい設定を選びます。時計回りに回してください。通常は、「非常に乾燥(very dry)」モードを使用しています。
3.「オン」ボタンを押すと、スタートします。完了すると、「ビーッ」と大きな音が聞こえます
5.シンプルに、フレンドリーに書く
最後に、多くのホストが、ハウスマニュアルをわかりやすく、簡潔に書くよう勧めています。「ゲストがホストに気を使いながら滞在するような状況は避けたいですよね。ホストのニーズとゲストが居心地よく過ごせるためのバランスが大切です」と、カナダ、ナナイモのTinaさんは言います。
ハウスマニュアルを公開すると、予約確定済みのゲストはスマートフォンからハウスマニュアルにアクセスできます。一度マニュアルを作ってしまえば、時間の節約になるだけでなく、リスティングの保護や5つ星の滞在にもつながりますので、ぜひご活用ください。